Tachihara Michizo Memorial Museum
展示のご紹介 2006年1-12月

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●2006.1.3-3.19 新春企画展
 「立原道造が描いた世界 パステル画を中心として」

06_1_1  立原道造(1914-39年)は、青春の憧れと悲哀を音楽性豊かな口語で謳いあげ、『四季』[第2次]を
 主な舞台として作品を発表し、生前に2冊のソネット詩集『萱草に寄す』『曉と夕の詩』を刊行するなど、
 詩人として活躍しました。
 また、将来を嘱望された建築家でもあり、東大建築学科在学中は、辰野賞を3年連続受賞し、浅間山麓に
 構想した芸術家コロニイや、小住宅・ヒアシンスハウスなどの設計思想は、今日まで語り継がれています。

 本展では、立原が少年期から晩年までに描いた絵画(鉛筆画・クレヨン画・水彩画・パステル画・ペン
 画・油彩画)の秀作から、パステル画を中心として、これらの絵画と同時期に創作された詩稿・建築設
 計図、書簡、書籍、遺品等の関連資料を展観することによって、《立原が描いた世界》の一面に、光を
 あてようと試みます。

 ※「主な出展リスト」はこちらをご覧ください。



●2006.3.25-6.25 開館9周年記念特別展
 「堀辰雄の構想 詩人立原道造を育てた『四季』」


06_2_1  本展では、『四季』の実質的な主宰者であった堀辰雄が、編集方針についての構想を認めた神保光太郎宛
 封書(1937年2月11日付 全9枚)を中心として、堀自筆の『四季』の「編集後記」、編集などについて
 同人から寄せられた津村信夫宛書簡、立原が作品を発表した『四季』『コギト』等の雑誌や、自筆詩稿に
 加えて、建築設計図・絵画・書籍・遺品等の関連資料を展観することにより、《詩人 立原道造を育てた
 『四季』》に光をあてようと試みます。

 ※「主な出展リスト」はこちらをご覧ください。




●2006.4.22-6.25 いわき市立草野心平記念文学館(粟津則雄館長)主催/立原道造記念館協力
 「立原道造展 自分はあなたが好きだつた 草野心平」

06_3_1  草野心平(1903-1988年、詩人、いわき市名誉市民、日本芸術院会員、文化功労者・文化勲章受賞)は、
 1939年発行の『四季』第47号立原道造追悼号に、「立原道造追悼」を寄稿しました。
 本展では、立原の生涯にわたる資料約150点を展観することによって、草野が、追悼文で、《立原道造よ。
 自分はあなたが好きだつた。》とし、《彼の作品に就いてはいひたいことが満ちてゐるままで、これを止め
 なければなりません。何れなにかの機会に改めてふれたい。》としたまま果たせなかった立原の作品世界の
 魅力を、草野の生誕の地で描こうと試みます。

 ご来館時の交通手段等は、草野心平記念文学館(TEL:0246-83-0005)にお問い合わせください。



●2006.7.1-9.24 夏季企画展
 「立原道造の出発 詩人・建築家として」


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 本展では、1934年11月、組詩「村ぐらし」を『四季』第2号に発表して詩壇に登場した20歳の立原が、
 同時期作の「八月の歌」などの関連草稿・書簡・書籍等によって、詩人としての出発期を展観します。
 また、立原は、1937年4月、大学での修行時代を経て、石本建築事務所に入社します。1938年7月、
 病を得て休職するまでに制作した「豊田氏山荘」「ヒアシンスハウス」「秋元邸」「石本自邸」などの
 設計図・関連雑誌等によって、併せて建築家としての出発期を展観します。

 ※「主な出展リスト」はこちらをご覧ください。




●2006.9.30-12.24 秋季企画展
 「立原道造の世界1 生前発表詩を中心として」


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 本展では、今秋刊行開始予定の筑摩書房版『立原道造全集』第1巻収録の生前発表作品から、
 風信子叢書として刊行した2冊の自装詩集『萱草に寄す』『暁と夕の詩』および各種の雑誌
 に発表した詩稿を中心として、短歌・俳句・戯曲の初出誌、詩集の構想を認めた草稿等の
 関連資料を展観することによって、立原道造の世界を顕彰します。

 ※「主な出展リスト」
こちらをご覧ください。


 ※筑摩書房版『立原道造全集』第1巻は、記念館で販売中です。
  全集の内容見本はこちらをご覧ください。



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