Tachihara Michizo Memorial Museum
展示のご紹介 2004年1-12月
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★特別企画「立原道造の生涯と作品」
詩人で建築家でもあった立原道造は、青春の憧れと悲哀を音楽性豊かな口語で謳いあげ、
志なかばにして、24歳8か月で夭折しました。
2004年は、立原生誕90年・没後65年・開館7周年にあたります。
記念館では、1年を通して、「立原道造の生涯と作品」と題した特別企画展示を開催
しています。
更に、立原が師とも兄とも慕った堀辰雄の生誕100年という節目の年でもありますので、
詩誌『四季』を中心とした周辺作家にも視野を広げた総合展示を試みます。
主な展示作品は、初公開資料も含め当館で確認可能な立原関係資料を網羅したものとし、
周辺作家の肉筆原稿や初版本等も加え、立原の生涯を展観します。
3か月ごとに展示品を入れ替えますので、多様な作品世界をご堪能ください。
●2004.1.3〜3.21 立原生誕90年・没後65年・開館7周年記念特別展
「立原道造の生涯と作品1 才能の萌芽 ―幼少期から中学時代―」
第1期の本展は、小・中学校時代のクレヨン画・水彩画・鉛筆画・パス
テル画等の 初公開資料多数を中心として、草稿・歌集・詩集・学習帳・
日記・遺品等を展観し、立原の《 才能の萌芽 》の時代を顕彰します。
※「主な出展リスト」はこちらをご覧ください。
●2004.3.27〜6.27 立原生誕90年・没後65年・開館7周年記念特別展
「立原道造の生涯と作品2 弥生の青春 ―高校から大学時代―」
第2期の本展は、高校・大学時代(1931〜37年、16〜22歳)の作品を
中心として、詩稿・絵画・書簡・ノート・設計図・手づくり詩集・遺品
等を展観し、立原が過ごした《弥生の青春 》を顕彰します。
※「主な出展リスト」はこちらをご覧ください。
●2004.7.1〜9.26 立原生誕90年・没後65年・開館7周年記念特別展
「立原道造の生涯と作品3 夢みたものは…… ―詩人・建築家として―」
第3期の本展では、東京大学卒業後に石本建築事務所へ就職し、病を得て
没するまでの、いわば全盛期であった2年間(1937-39年、22〜24歳)
を中心に、生前刊行の詩集をはじめ、草稿・書簡・ノート・設計図・絵画
などの多様な作品世界を展観することで、立原が過ごした《豊穣の時》を
顕彰します。
※「主な出展リスト」はこちらをご覧ください。
●2004.9.30〜12.25 立原生誕90年・没後65年・開館7周年記念特別展
「立原道造の生涯と作品4 立原をめぐる交游 ―堀辰雄生誕100年に寄せて―」
第3期の本展では、没後に発表された詩稿・建築スケッチ・書簡、山本版の
全集出版(1941-43)の費用の一助にと売り立てられた旧蔵書などの立原
関係資料に加え、堀辰雄をはじめとする周辺作家の原稿・書簡・書籍などを
展観することによって、立原を巡る交游の軌跡や、引き継がれた精神世界を
顕彰します。
※「主な出展リスト」はこちらをご覧ください。
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