Tachihara Michizo Memorial Museum
風のたより No.4:立原道造作品・本文復刻『散歩詩集』の紹介
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◆立原道造作品・本文復刻『散歩詩集』について
原本について
立原道造は、24歳8か月という短い生涯で、自作を浄書し自ら装幀した
一部だけの手づくり詩集を何種類も制作しています。
いずれも身近にあった材料を用いた自筆自装の作品で、デザインされた
文字と施された彩色、造本などの細工には、自らの作品世界を〈形象〉
に結晶させようとする具現化への意志と、愉しむ心が溢れています。
復刻版『散歩詩集』(神保家所蔵本)の原本は、1933年の夏に制作
されたもので、形状は、一枚漉耳付鳥の子紙に濃淡8色で手書きされ、
4詩10葉が未綴のまま耳付和紙の畳紙に収められています。ただし、
目次に記載されている第五詩「悲歌」の本文が欠けています。
←原本の収められた畳紙
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以下に復刻版の一部をご紹介します。
←復刻版『散歩詩集』「たとう」
←復刻版『散歩詩集』「標題紙」「目次」
←復刻版『散歩詩集』「魚の話」
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